公開日:2022/02/26
更新日:2022/04/26
タイ政府によって2022年2月23日発表された入国制限の緩和によって3月1日からのThailand Pass申請時の5万USドル相当の医療保険加入が2万USドル相当に引き下げとなった。
5万USドルはそれなりに高額だった為、今までは各種保険会社の保険に加入する必要があったが2万USドルに引き下げとなり、クレジットカード付帯の海外旅行保険でもカバー出来そうな情勢となってきた。
そこで様々なクレジットカードを確認したところVISA付きエポスカードの海外旅行保険における疾病治療費用が270万円となっており、2万USドルは2022年2月現在のレートだと日本円で230万円なので額面上は要件を満たしている。
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先に結論から。
実際に24時間受付のエポスカード海外旅行保険事故受付センター(0120-11-0101)に問い合わせたところ、付保証明書は英文のみで発行手数料は無料、そして疾病治療費用270万円は新型コロナウィルス治療にも適用されるとのことだ。
付保証明書発行受付はネットと電話から行えるが、ネットから発行申請した場合は証明書に補償が新型コロナウィルス治療に対応しているという文言の表記が無しになるので、補償が新型コロナウィルス治療に対応している文言の表記が必要な場合は電話にて発行申請して欲しいとのことだった。
申請にあたって会員番号・カード名義・渡航先国が必要となり申請すると1週間から10日間ほどで付保証明書が郵送されてくる。
これにより3月1日以降申請分のThailand Passにおける2万USドル相当の医療保険加入要件をVISA付きエポスカードはクリアすることになる。
ちなみに引受保険会社は三井住友海上火災保険株式会社となっている。
以下はエポスカードの説明となっているのでよかったらご覧ください。

株式会社丸井グループの子会社である株式会社エポスカードが発行しているクレジットカードで最近定着しつつあるタッチ決済にも対応している。
エポスカード公式ページから申し込み可能で、丸井店舗内に設置されているカードセンターで入会申し込みを行うと即時発行され当日から使用可能となる。
永年無料
VISA
自動付帯
年会費が永年無料のクレジットカードで比較として私が所有している楽天カードだと海外保険の疾病治療費用が200万円、JCBカードだと100万円と要件である2万USドル(=約230万円)には届かない。
そして年会費無料のクレジットカードにありがちな利用付帯での海外旅行保険適用ではなく、このエポスカードは自動付帯での海外旅行保険適用となる。
クレジットカードの保険には「利用付帯」と「自動付帯」の2種類がある。
利用付帯とは海外旅行時のフライトチケットやパッケージツアー料金をカード払いすると適用になる。
一方で自動付帯はそのクレジットカードを所持しているだけで自動的に適応になる。
自身が所持するクレジットカードの海外旅行保険は自動付帯なのか利用付帯なのか、利用付帯なら保険が適用される対象をクレジットカード払いしてあるか確認しておかないといざという時に保険が使えない可能性がある。
エポスカードでは保険に加入していることを証明する付保証明書の発行を受け付けている。
出発2週間前までにエポスカード海外旅行保険事故受付センターに問い合わせると書面を作成し、1週間から10日ほどで自宅へ郵送してくれる。
年会費無料で自動付帯、さらには2万USドルの要件クリアといいところずくめのエポスカードだが注意点もある。
まず、タイ旅行の際は必ずエポスカードを持っていくこと。
いくら自動付帯とはカード現物を旅行時に所持していなければ保険は適用されない。
次に保険対象者はエポスカード会員本人のみで同行者は対象にならない。
そして補償期間は1旅行につき90日間が限度だ。
保険対象者についてはThailand Passは個人での申請になるし、補償期間についても長期滞在旅行でもなければ気にすることはないだろう。
とにかく注意する点はエポスカードを必ずタイへ持っていくこと。
制限緩和により医療保険加入額が2万USドルへ引き下げになったことでクレジットカード付帯の海外旅行保険でカバー出来る額になった。
クレジットカードに自動付帯の海外旅行保険なら海外旅行時のフライトチケットやパッケージツアー料金をカード払いが必要な利用付帯と違って、出発前の加入や不要で手続きも付保証明書の発行申請くらいなので便利だ。
エポスカードなら年会費は永年無料で海外旅行保険も自動付帯、さらに英文での付保証明書の発行なのでブランドがVISAでよければ現段階でタイ入国へ向けて最強のクレジットカードということになるのかもしれない。
もちろん他クレジットカード会社から発行されているゴールドカードやプラチナカードと言ったステージが上のカードであればもっと充実した補償内容になるだろうが、年会費無料という条件が付けばやはりエポスカードだ。
実際にThailand Passでの申請は3月1日以降となるので確実に承認されるかはまだ分からないし、クレジットカード付帯の保険よりもっと手厚い補償があった方が安心なのもケースも出てくることがあるかもしれない。
そしてタイ国内ではまたしても1日の新規感染者数が増加傾向で入国制限の緩和が撤回される可能性もあるので情報はその都度要チェック。
エポスカードの公式サイトにそっくりな偽サイト(フィッシングサイト)や偽メール(フィッシングメール)が存在している。
私のサイトに知名度は無いのでこの記事を見てエポスカードに入会しようとしてフィッシングサイトに引っかかる可能性は少ないと思うが、こうやってエポスカードをご紹介した以上は注意喚起として追記しました(2022年2月26日12時44分)
エポスカード海外旅行保険事故受付センターへ実際に問い合わせた情報を基に記事を作成しています。
エポスカード社に対して補償内容、付保証明書についてご自身で改めて確認していただくことをお勧めします。