公開日:2021/01/29
更新日:2021/02/01
楽天モバイルの三木谷社長は1月29日のプレスカンファレンスで現行のUN-LIMIT Vプランからのアップグレードとしてデータ利用量1GBまで0円となる、データ段階制プランUN-LIMIT VIを発表した。
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なんと言っても目玉はデータ利用量1GBまでなら月額利用料は0円となる点。
1回線目のみと言う条件付きだがサブスマホで回線を寝かせ用に使いたい場合にもってこい。
※2回線目以降はデータ利用量1GB以下でも980円から
ちなみに1度解約してから再契約した場合も利用中の回線が1回線のみなら1回線目として扱われる。
高速データモードがオフの場合もデータ使用量はカウントされる。
パートナー回線のKDDIエリアでは月間データ利用量の上限を5GBとし、5GB超過後は1Mbpsに制限。
各格安SIM会社はデータ利用量3GB:1,600円ほどに設定していることが多いがUN-LIMIT VIは3GBの利用で税込1,078円と格安SIMに比べても圧倒的に安くなっている。
4月1日からサービス開始、既にRakuten UN-LIMIT Vを契約している方はRakuten UN-LIMIT VIへアップグレードを自動で適用となる。

先に発表されたahamo、Softbank on LINE、povoと比べてもデータ容量が20GBまでの利用ならRakuten UN-LIMIT VIは月額利用料が安くなっている。
さらに楽天モバイルは音声品質はやや悪いがRakuten Linkアプリを使用して電話をかけると通話料無料でかけ放題。
※Rakuten Linkアプリでの通話はデータ利用量に含まれない。
加えて今年夏頃には楽天モバイルのキャリアメールも提供になる予定で、これも大手3社のプランとの差別化となっている。
大手3社のプラン申し込みはWeb上のみの受付で慣れていない方は難しいが、楽天モバイルは店舗申し込みができるのが最大のメリットかも知れない。
今回のプレスカンファレンスで噛み噛みだった三木谷社長による「革命的ワンプラン」の発表で完全に各格安SIM会社の1GBコースは潰された。
2021年1月時点での楽天回線エリア全国人口カバー率73.5%とまだまだ楽天モバイルの繋がりやすさに不安があるが、仕事で電話を多くかけるから通話品質にこだわりたいと言う方以外で対象機種(例:iPhoneだとXs、XR、SE第二世代、11シリーズ、12シリーズ)をお持ちの方はヘビーユーザーもライトユーザーも楽天モバイルのUN-LIMIT VI一択だろう。
さらに楽天モバイルは2023年以降、台風や津波などの災害時にも利用可能で周波数に影響されない、地上の基地局に依存しない宇宙衛星からの通信ネットワークで100%のエリアカバーを実現するスペースモバイル計画も進めている。
私は現在メインは格安SIMのmineoを利用しているが、4月1日以降は楽天モバイルにMNPする予定で今後も楽天モバイルを応援していきたい。
ほぼ事前のリーク通りだったが、欲を言えば楽天プレミアムカード利用者にはさらに優遇などの楽天経済圏利用者の囲い込みが欲しかった。