公開日:2020/12/04
更新日:2021/03/08
当サイトで上山田と言えばメインコンテンツの一つであり、基本的にスナックで遊んだことに関しての記事が多いが、今回は上山田温泉とはどのような地なのか改めてまとめてみた。
長野県千曲市にある温泉。
千曲川(信濃川)の左岸の戸倉温泉と上山田温泉、及び右岸の新戸倉温泉を総称して戸倉上山田温泉と呼ぶ。
善光寺参りの精進落としの湯として開湯120年以上を誇る歴史があり、泉質の良さから「美肌の湯」として知られている。

上山田温泉は昭和にご活躍だった方には有名であろう色街で、“連れ出しスナック”と言われるスナックから女の子をデートに連れ出して楽しむことが出来る、気軽に恋人を探すことの出来る土地だ。
長野県は教育県を宣言しており大人の入浴場施設は存在しない。
その為この上山田温泉がそういった施設の役割を担ってきた。
昭和後期の最盛期には企業の慰安旅行などで年間130万人以上が訪れ、300人以上の芸妓が在籍したと言われている。

この上山田温泉は平成が終わり令和となった現代でも昭和の香りを色濃く残していて、寂れた温泉地と表現するのに相応しい建物や街並みが見ることができる。



こちらは長野オリンピック特需を見込んだ信越地域最大級の信州観光ホテル跡。
全国の廃墟マニアにも一目置かれているが、入り口にはバリケードが築かれ管理人の監視もあり内部を訪れることはできない。

街中にはハングルやタイ語で書かれた看板が多く存在し、ナイトライフの女性はタイガールである。
多数のスナックや射的場があり湯治よりも遊戯的雰囲気の強い温泉地であるが、5月の牛に引かれて善光寺参り、7月の夏祭りと大煙火大会、8月の千曲川納涼煙火大会など全国的に有名な行事が開催されている。
さらに大江戸温泉物語グループの経営するホテルがあったり、外国人店主が経営する温泉旅館や日帰りの温泉施設、無料の足湯があり、決して夜の街だけの温泉地ではないのである。
東京から新幹線で2時間ほどと好アクセスの立地ということもあり、ナイトライフ目当ての男性客以外にファミリー層や女性グループ客も新型コロナウィルスが流行する前は多く見られた。
当サイトをご覧の皆さんにとって上山田は夜の街、タイスナックの印象がとても強いが、決して夜だけの温泉地ではない。
一度上山田温泉をしっかり見つめ直したいと思い今回はまとめてみた。
次回はメインコンテンツであるスナックの遊び方は改めてご紹介する。