公開日:2020/07/01
更新日:2020/12/07
タイ・プラユット首相兼国防相は6月29日、6月末までとしたタイ非常事態宣言を7月末まで1カ月再延長すると発表しました。
3月26日に非常事態宣言を発令し、夜間外出禁止令や県を跨ぐ移動の原則禁止、集会や宴会の禁止、全外国人の原則入国禁止などの措置を行なってきましたが、既に多くの措置が解除されています。
しかし、感染第2波への懸念があり、非常事態宣言の延長が必要と判断されたとのことです。
また、バーやパブ、マッサージパーラーなどナイトライフ施設の7月1日からの再開も決定されました。
新型コロナウイルスに関するお知らせ(非常事態宣言の延長及び規制緩和の発表について)
・パブ、バー、カラオケは上限を24時までとする
・検温、スクリーニングの実施
・フェイスシールド、マスクの着用
・1メートル以上の物理的距離の確保、及び参加者数の制限による混雑の回避
・石鹸、アルコールジェル、消毒液による手指洗浄場所の設置
・肌の触れた場所の清掃
・行動追跡アプリによるチェックイン・チェックアウトの監視
・テーブルの間隔を2メートル以上空ける
・高さ1.5メートルの仕切りを設ける
6月末までにタイで確認された新型コロナウィルスの感染者数は3,169人で、このうち58人が死亡、タイ国内感染者数は1カ月以上報告が無いですが、東京では緊急事態宣言解除、東京アラート解除後に歌舞伎町を中心にした接待を伴う飲食店であるホストクラブやキャバクラを感染源にしたクラスターが発生しており、こういった事例を考えると感染リスクの高いナイトライフ施設の再開によって感染の再拡大が懸念されるため、3度目の延長は仕方がないのかなと思います。
ただ、ナイトライフ施設の利用者は外国人短期旅行者が主であり一部入国規制が緩和されたとは言えまだまだ旅行者が入国出来る状態ではなく、経営が成り立たない可能性が高くルールも厳しい為、残念ながらいきなり全てのナイトライフ施設が再開して以前のような活気あふれる雰囲気にはならないでしょう。
そもそもタイガールが1メートル以上空けて座ってもらってもボディタッチが無いから盛り上がらなそうですし、店内が音楽が爆音でマスクをしていると声が届かず会話が成立するかも怪しいですね。
まあ旅行者はタイ入国出来ないんでどうでもいいですけど、タイのナイトライフがやっと動き出したのは大歓迎です。
あとは新宿歌舞伎町のようなクラスターが起きないことを祈るばかりです。