公開日:2020/06/29
更新日:2020/11/22
6月26日、ドンムアン空港を拠点に運行するタイとシンガポール合弁のLCCノックスクートが事業停止と会社精算を決議したと発表しました。
2014年から国際線を運航してきましたが、事業開始以来赤字が続きさらには新型コロナウィルスの影響による各国での国際線フライトの制限で業績が悪化、「需要回復と持続的な成長のへの道筋が見えない」として清算へと踏み切りました。
2013年10月にタイのLCCノックエアとシンガポールのLCCスクートの共同出資により中・長距離国際線を運航するLCCとして設立され、2018年6月より成田ードンムアン間に就航しました。
従業員425人は解雇され、清算完了まで少人数の職員が残る予定で14日後を目処に開催予定の株主総会で同様の決議をする見通しとなっています。
ノックエアは今回のノックスクートの清算において自社への影響は無いとコメントを発表しています。
既に購入済みのチケットに関しては返金される予定ですが、現在のところ発表はありません。
私が初めてタイへ旅行した際、タイからのフライトでノックスクートを利用しました。
私は正直違いが分かりませんでしたが、知り合いのタイガールはエアアジアよりノックスクートの方がシートピッチが広く乗り心地がいいと言っていました。実際に搭乗した方のブログなどを拝見すると評判は良かったみたいですね。
タイ関連の航空会社ではタイ国際航空に続き2社目の経営破綻となりました。
ナショナルフラッグキャリアとLCCの違いはありますが、今後も経営難に陥る航空会社が出てくるかもしれません。
ナイトライフ旅行者に強い味方のLCCですが、気軽にタイ旅行が出来るようにLCC各社には頑張って欲しいところです。