公開日:2022/12/07
更新日:2022/12/07
この日も嫌悪と恐怖心を抱いて起床する。
本日は特に観光の予定もなくホテルでのんびりするつもりだ。
果たしてあやみちゃんとはどうなるだろうか。

こじんまりとしたプールでなんとなく居心地がいい。
ちょっとしたPC作業していると海外を拠点にしているYouTuberのようにフリーランサーのような仕事したいなと思う。

プールサイドでMacBookなんていかにも海外で活躍しているフリーランサーっぽい。
プールサイドで過ごしている間にルームクリーニングが終了して部屋に戻る。
少しベッドで休んでいた11時40分、あやみちゃんからメッセージが来た。
21時にホテルに来る、と一言。
キャンセルするなら今なんだろう、これが決断の時だ。
色々な感情が渦巻いている、しかしやはり久しぶりに会いたいという気持ちがまさった。
待っていると返信した。
まだ時間があるのでターミナル21のフードコートへ。
21時ジャスト、ホテルに到着したとメッセージが来た。
再会出来る嬉しさとこの旅でずっと感じている嫌悪感と恐怖の感情を持ちロビーに降りると彼女が待っていた。
お互い2年半ぶりの再会を喜んでいると嫌悪感と恐怖はどこかへ行ってしまった。
そのままホテルの部屋へ。
お互い近況報告をする。
あやみちゃんは仕事を終えてから来てくれたようで、忙しくて明日も仕事とのこと。
どうやら彼女は今ネイリストの仕事をしているようだ。
どこまで本当の話かは分からないが、確かに以前彼女のインスタグラムで美容に関する資格を取得したと投稿していたのを見たことがある。
たくさん話したいことがあるのに私の拙い英語のせいで中々言葉が出てこない。
それでもあやみちゃんは笑顔を絶やさずゆっくりと私の言葉を待ってくれている。
現地タイガールを部屋に連れ込みすぐ一戦が始まる忙しない時間と違い、幸福感に包まれた時間だった。
その後は自然とシャワーに向かいベッドイン。
プレイも上山田の時のやや塩対応とは違い、尽くしてくれるプレイだった。
プレイ後はお腹が空いたと鶏肉のクイッティアオをデリバリーする。
143バーツだったが細かいバーツ紙幣がなく困っていると、私が出すから気にするなとあやみちゃんが出してくれた。

バイクで運ばれてきてもスープや麺がこぼれず袋に入っているタイ屋台のパッキング技術は凄いと思う。
食後も私がこの旅で巡ってきたアユタヤやワットパクナム、食べてきたタイ料理の話などを聞いてもらい、私の足がなんの前触れもなく痙攣した時はマッサージまでしてくれた。
本当に会ってよかった、2時を回り就寝する。
9時に目覚め、朝のプレイ後11時に仕事へ行くとのこと。
残り少ない時間で最後の会話をする。
今回は一晩だけしか時間が取れなくて申し訳ないとあやみちゃんは仕切りに謝っていた。
次回はしっかりと時間を作りたいとも言っていた。
そして彼女が配車アプリで手配したタクシーがホテルに到着したようだ。
約束の6,000バーツと昨夜のクイッティアオ代をしっかりと渡し、ホテルの外まで見送りに行く。

最後に熱いハグを交わし、再会を誓い私は彼女が乗ったタクシー見えなくなるまで見つめていた。
この時ばかりは普段勧誘激しいバイクタクシーやトゥクトゥクのドライバーは私を気遣って声をかけてこなかった。
所詮は金銭の発生しているピュアな関係ではなく嫌悪感と恐怖が渦巻いていた再会だったが、私の胸にはいい思い出として残るだろう。
もし彼女との次回があるのならベタにバンコク市内を観光はしたいかな。